ARMS FIGHT CLUB March 上位3名のプレイについて 2/3
こんにちは、しゃとうです。
3月29日に『ARMS FIGHT CLUB』というARMSオンライン大会を開催しました。
”月一で現在最強のARMSプレイヤーを決める”をコンセプトに私とKHUが主宰をしています。
今回はちょうどARMSが無料トライアル期間で、久しぶりに復帰された方もいると思います。
そんな中、今のアームズの戦いってどんな感じなの?ということを噛み砕いて説明したいと思い、オンライン大会の試合を参考に、解説していきたいと思います。
今回は前回の記事の続きになります。そちらも読んでみてください。
※下記大会結果あり。ネタバレ注意
ネタバレが嫌な方はこちらで先に本選の試合をチェック。
https://www.twitch.tv/videos/578376978
こちらは今回の大会結果です。赤く囲った部分を記事にします。黄色を囲った部分は今回は説明させていただきます。
今回の選手説明
ぽこやん選手
今回の使用キャラはメカニッカ。
メカニッカは、一部攻撃では怯まず、チャージをしながら移動できるという大きな利点を持っていますが、大きな体をもっているため当たり判定が大きいです。動作遅めなのも相まって、キャラコントロールが非常に難しいキャラクターになっています。
しかし、チャージしながら移動するホバーという能力で、相手の攻撃をかわしながら、攻撃できるという利点もありますし、一部攻撃(無チャージや一撃でダウンする属性以外の属性)では怯まず半分のダメージになります。
相手の攻撃を常にチャージ状態でなければ無視して攻撃できる利点は大きいです。
立ち回り
ぽこやん選手は主にラッシュコンボを中心とした、一発逆転を狙えるような行動が多くみられます。風属性のポップスターとオロチを使用し、チャージ攻撃を一発でも与えられればそこから500ほどのダメージを一気に出していきます。
立ち回りも巨体をうまく活用し、相手の攻撃をギリギリで受け流しながらカウンターを決める細かなテクニックも持ち合わせ、強豪が数多いる大会で成績を残すプレイヤーです。
メカニッカ自体が15キャラの中でもあまり評価は高くありませんが、その中でもキャラを変更せず、キャラ相性の不利も覆しながら上位に入る、という実力も持ちあわせているプレイヤーです。
ちなみにこちらがぽこやん選手が書いたメカニッカの使い方です。ぜひお読みください
j選手
今回の使用キャラはドクターコイル。
ドクターコイルは、公式から"理論上最強のキャラクター"という名目で出された、特殊能力てんこ盛りのキャラクターです。長くなるので箇条書きします。
- チャージはホバーになり、移動しながら攻撃できる
- ジャンプがないが、ジャンプボタンを押し続ければ上昇、離すと下降する
- ガードをするとステルス状態になり、見えづらくなる。起き上がりも同様
- 最大ホバーをすると片手がランダムに増え、攻撃することができる
主に4つの能力を持っており、これらをうまく使いこなすことが前提ですが、この能力によってどのキャラにも不利は取られづらくなっています。
特に今回の試合では、ぽこやん選手がメカニッカ使いなのですが、メカニッカよりも移動能力が高く、同じ能力のホバーを持つことや、腕が増えるため、少しでも有利展開を作ってしまえばメカニッカ側が巻き返すことが難しいです。
立ち回り
j選手のコイルは主にホバーを利用し、攻撃をホバーでかわしながら攻撃に転じることに長けています。スーパーアーマーということもあり、チャージ出来たらできるだけ攻撃を振り、一発でも当たったらそこから自分がやりやすい状況を作っていくように感じました。
j選手は多キャラ使いで、どのキャラの立ち回りとしても非常に攻守バランスは良いですが、特に目を引くところは攻め際です。対戦相手の起き上がりに対して考える暇もなく攻撃を重ね、対戦相手が嫌がって攻撃すればしっかりガードしている等、流れを取れば一気にダメージを稼いでいくような読みあいが強いプレイヤーです。
敗者側決勝戦(Losers Final)
ぽこやん選手 vs j選手
全体的な流れ
勝者側決勝戦と打って変わって、両者ともが攻め手が強いアームに変更。特に jj選手は、ぽこやん選手のメインキャラであるメカニッカに対抗し、有利に立ち回れるであろうドクターコイルにキャラを変更しました。
両者相手のキャラクターに対して強く出られるアームを持っており、今回は打ち合いが非常に重要なポイントになっていたと思います。
どちらが相手の攻撃を避けながらダメージを多くとれるか。それがどれだけ試合にかかわってくるのか、というところでした。
ぽこやん選手
今回の構成はトリプルボムオロチ。トリプルボムは対ドクターコイルにおいては使いやすいです。
横に3つの判定のある無チャージ。少し早くなって球が1つの判定にはなりますが、ガードしても爆発の判定がプラスされるチャージとを使い分けながら振ることで、横や上昇ホバーすることを制限することができます。
また、メカニッカのスーパーアーマーを利用し、先手で攻撃を仕掛けることでダメージにつなげられていますし、j選手はそれを受けてからのチャージ攻撃をしっかりと当てることを意識していました。
メカニッカにおいてはジャンプがあまり行動として強くなく、使う方も少ないですが、j選手の攻撃に合わせてジャンプしながらトリプルボムや投げを振り、しっかりとしたダメージにつなげていました。
j選手
今回の構成はドクターコイルでダブルロースターを持ち、こちらもメカニッカに対してホバーで移動する先に攻撃を置けるように打ちまわっていました。
キャラ能力を見てしまえばメカニッカのスーパーアーマーがなくなり、移動性能が格段に向上したものなのですが、扱いは難しいです。
そのキャラクターをうまくコントロールし、相手が常にホバーできないような圧をかけ続けていました。
全体を見たら、トリプルボムのチャージと無チャージの緩急にまだ慣れていないようでしたので、ここをどう攻略できるかで結果は変わっていたかもしれませんね。
今回の決め手
ぽこやん選手はトリプルボムを、j選手の相殺しきれないタイミングで置くことや、リズムを変えたり投げを見せて、打ち合いで有利に試合を進めていたことが決め手になったかと思います。
j選手も一度ダウンさせてからの攻め手の面では圧倒していました。しかし、いったん状況がイーブンになってしまえば、ぽこやん選手がやりたいことを通せられていたのかと思います。
WFではラッシュがカギになっていましたが、今回は打ち合いで有利に試合を進めていたぽこやん選手が勝ち切れる結果でした。
このように、アームの使い方や、キャラクターの使い方次第でキャラ相性も覆すことができることがわかります。
強いキャラを使うことも大会では勝ちやすいかもしれませんが、自分の好きなキャラで勝つ。というのもゲームの醍醐味かもしれませんね。
まとめ
無料トライアル期間ということもあり、多くの復帰勢が戻ってきたことであったり、初めてARMSをする方も増えたりと、注目を集めたARMSです。
しかし今回、細く長くやっていたこのARMS大会で、毎週、毎月頑張ってきていた選手をぜひ紹介したく、今回記事を書かせていただきました。
次回はGFを解説させていただきます。どの試合も熱い試合でしたが、やはり優勝の決め手というのはまた違った面が見られたのかなと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!